バカが耐核戦車でやってくる
我々人類は バカ! 過去現在未来 バカ!!
(皆殺しのメロディ」
THE BLUE HEARTS)
1945年8月6日、広島は核の炎に包まれた。
そしてその数日後の8月9日、長崎に核が投下された。
日本人はその破壊力に脅威を抱き、二度とこのような
ことは繰り返さない、そう誓った。
だが、世界の超大国は全くそうは思わなかった。むしろ逆に
「すごい威力だ。この兵器を持ってすればいかなる敵も倒せる」
と確実に思ったはずだ。
そうでなければその後の米ソの核兵器、耐核兵器があれほど
おかしな方向に行くわけがない。
以下、不快な方もおられると思いますが、記載しているのは事実なので
ご了承ください。不快な方はブラウザを閉じるかバックボタンをご使用ください。
まずアメリカが開発に取り掛かったのは、核砲弾であった。
航空機での爆撃にはリスクが伴う。爆撃機は戦闘機に弱いのだ。
ならば戦艦や陸上要塞が核を発射することができるようになったら?
こうして最初の核砲弾と「原子砲」が誕生したのであった。
なおこの原子砲は、通常砲弾も使える。
最初の口径は28cmであったが、後に15.2cmにまで小型化している。
そして1952年、ついにアメリカは核分裂のエネルギーを元に
核融合を発生させる爆弾、つまり水素爆弾の開発に成功した。
この水爆でビキニ環礁や日本の漁船「第五福竜丸」が被害にあったのだ…
他の超大国も黙ってみていたわけではない。
1949年にソビエト連邦も核兵器開発に成功。1952年にはイギリス、
1960年にはフランス、そして中国も1964年には開発に成功した。
このあたりでお前ら止めろよといいたいが、最早チキンレースである。
日本では反核兵器運動が起こっていたが、超大国にとってはいつ相手に
核を撃たれるかわからないのだ。そりゃ核削減も無理ってモンだわ。
そしてみんなおかしくなった。アメリカは次々珍核兵器を生み出し始める。
個人携帯型核兵器「デイビー・クロケット」、航空部隊ごと消滅させる核兵器
「AIR-2
ジニー」、そして伝説の「アトミックソルジャー」(核兵器使用後
使われた都市の制圧作業に入る。もちろん被爆する)などなど。
また、アメリカは超音速爆撃機の試作に入る。
マッハ2で飛行可能な超音速爆撃機B-58が1956年には飛行している。
それでも不足だったアメリカは、あの伝説の戦乙女の開発に取り掛かる。
すさまじい規模の金額を投じて、マッハ3を超す『超・超音速爆撃機』
XB-70ヴァルキリーの開発を始めた…最初は切り離し型の燃料タンクを
固めたような代物であったが、当然ダメだしを食らった。
そこで、ノースアメリカンは超音速で発生する衝撃波を揚力に
するという方式で完成にこぎつけた。
ソビエトだって負けてはいない。超音速偵察機SR-71に対する危険性を感じ、
Mig25の開発を開始した。SR-71もMig25もむちゃくちゃな機体である。
SR-71とか飛行前燃料漏れるんだぜ?Mig25に至っては鋼鉄製。
とにかくMig25はその速度、高高度能力に関しては一流機であり、
もし護衛なしの超音速偵察機や爆撃機が相手なら圧倒的優位に
立てたのではなかろうか?(また、電子機器が真空管なので
核による電磁波の影響も受けにくいかもしれません)
ベレンコ事件とかF15の話もありますが、もう核兵器と関係ないので
省略させていただきます。
20080830:掲示板でのご指摘、ありがとうございました。
もっとやばい兵器、ソビエト製核爆発後爆風の中に突っ込む超巨大な戦車
試製耐核戦車オブィェクト279「トロヤノフ」(でかいけど運動性は良い)
挙句の果てに水爆で土木工事まではじめやがった。
水爆使って土木工事ってどんだけキ○ガイなんだよ。
1961年の「ツァーリ・ボンベ(現在までで地上最強の爆弾)」で湖を作ったが
放射能汚染が酷すぎて使い物にならなかった。
そのころ伝説レベルの珍兵器マイスターイギリスは、鶏を使用した核地雷
「ブルーピーコック」を開発しようとしていた。
流石に変態紳士はやることが違うぜ。
1957年にソビエトは人工衛星を打ち上げた。スプートニク・ショックである。
科学マニアは大喜びしたがアメリカにとっては洒落にならない事態だった。
人工衛星からもし核が投下されたら?もはや逃げ場はない。
ミサイルに核の搭載を行い。そこから核が投下されたら?
アメリカはそれに対抗するためさまざまな手段を考案した。
その中の一つが電磁パルスによる防御である。
爆発に巻き込んで核に電磁波を照射する。開発された頃の核兵器は現在と
違って電磁場に弱く、核爆発を引き起こせないからだ。
(でもこれ本当にやっていたら地上にも甚大な被害起こるから止めて正解だった)
20080830:掲示板でのご指摘、ありがとうございました。
1962年、米ソの対立はキューバ危機という形でついにいつ核戦争が
起こってもおかしくないレベルに達した。そしてお互いは気がついたのだろう。
核の撃ち合いしたら、最低でも米ソは滅亡する。
下手したら人類の滅亡もありうる。もう、そろそろ止めよう。
こうして米ソは徐々に核兵器を減らそうとし始めていたのだ…
その後(1980年代)アメリカでスターウォーズが封切られた、のと関係あるか
どうか分からないが、宇宙空間で核迎撃を行う「SDI構想」がおこった。
当時の技術では無理があったようで、結果的に封印されている。
近年になって、次々と核兵器を開発しようとする国が出現してきたのだ。
イスラエルは現在、核兵器を確実に持っているだろうといわれている。
インドは1974年核兵器開発に成功し、パキスタンも1998年に開発に成功。
そして2007年、北朝鮮までも核兵器の開発に半ば成功している。
(おそらく昨年の実験は完全な成功ではない。しかしそれでも脅威だ)
近年になって日本ですら「核兵器持っても仕方ない」という話が出てきた。
そりゃ北朝鮮にいつ核撃たれるかわからないのなら、そういう手段も
最悪考えざるを得ない。
少なくとももう日本は狙われているわけで、ミサイルディフェンスの設置は
残念ながらやむをえないかもしれない。北朝鮮が核とミサイルを作らなきゃ
そんなもん用意する必要なかったんだよ!
豚キムどもにはスーパーカップ1.5の豚キムチ熱湯込みでぶつけてやりたい。
(ぶつけた後でスタッフが美味しく頂きました)
最終的にはイスラエル同様、レーザーディフェンスがいいなぁとは思うのだ。
相手の電磁防御を突破できるレベルのマイクロ波収束でもいいけど。
最早現在では非核三原則、「作らず、持たず、持ち込ませず」では
間に合わないと私は思う。
だから新非核三原則を提唱したい。「作らせず、持たせず、撃たせない」
だって日本は持ってねーし作ってもないし。持ち込ませずって言うけど
撃たれなきゃどうってことないし。誰かが勝手に撃ったら大変でしょ。
持ってる連中を経済的に嬲り殺す。日本が出来ることはそれだけです。
でもそれ本気でやったら、核戦争並みの死者が出るかもしれないね。